CAIXA -好奇心を入れる箱-
多様な働き方が生まれ、会社に依存しない自由な生き方が謳われる時代。「会社」はもはや用済み?いやいや、そんなことはないはずです。「会社の価値」について、CAIXAでこれから考えていきます。
せっかく気持ちを込めて作った記事が、すぐにインターネットの海に流され、忘れ去られてしまうのはもったいない。インスタントに消費されるのではなく、もっと奥深い世界を味わってほしい──そんな想いから開催される、Web記事について語り合い、味わいつくす座談会。
緊張する取材に臨む5分前。あるいはどうにも上手く書けない原稿を前に、ウンウン唸ってどうしようもないとき。そんな時にスマホをそっと開いて、ちょっとしたコツを見て、少しでも勇気づけられたり、よりよい記事が生まれたりしてほしい。そんなカンニングペーパーのようなコンテンツをお届けしようと思っています。
8月。バンコクはとても暑かった。 高いビルが立ち並び、人々の熱気と喧騒が混じりあう。シモダテツヤと徳谷柿次郎は、日本から遠く離れたタイにいた。 23歳でpaperboy&co.(現GMOペパボ。以下、ペパボ)に入社後、24歳でWebメディア「オモコロ」を立ち上げ、29歳でバーグハンバーグバーグ(以下、バーグ)を起業。その後、9年の歳月を経て社長を退任し、1年間タイの山奥へ移住。それがシモダテツヤの経歴だ。 一方の柿次郎は、シモダの元部下。極貧生活を送っていた大阪時代、イ
ふと周囲を見渡すと、ほんとうに多くの人たちが、「会社の価値」について話をしていると気づく。 フリーランス、副業、「会社に依存しない、自由な生き方」……。 かつて存在した、20世紀的な「会社の価値」に疑問を差し挟むことばを、よく見かける。 編集ギルドHuuuuと編集集団モメンタム・ホースの2社が合同で運営する『CAIXA』の特集「会社の価値」内で、副編集長である僕・小池真幸もコラムを書くことになった。 いい機会なので、これまでの人生を振り返り、「会社の価値」についてどう