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Huuuuとモメンタム・ホースで自社メディア『CAIXA(カイシャ)』を始めます!

人生でいちばん胸が踊った瞬間はいつですか? 

僕の場合は10年ほど前、大学の友人たちと制作した80ページほどの文芸誌が刷り上がり、手に取ったときです。飲み会の与太話から始まった企画が、数ヶ月かけて形になり、真新しいインクの匂いとともに現物となって目の前に現れた興奮。あの瞬間は、確かに今の自分と地続きになっています。

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改めまして、Huuuuの友光だんごです。見ての通り、いま非常にワクワクしています。というのも冒頭で書いたような体験が、また始まろうとしてるから。

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というわけで、この度「Huuuu」と「モメンタム・ホース」の二社合同で、noteを利用した自社メディア『CAIXA(読み仮名:カイシャ)』を立ち上げました! 

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編集長にはわたくし友光だんご(写真左)が、副編集長にはモメンタム・ホースの小池真幸(写真右)が就任しました。

このCAIXAという箱を使って、Huuuuとモメンタム・ホース、二社のメンバーが自らの好奇心と向き合い、そして好奇心の種を蒔く挑戦を始めます!


なぜ、2社で自社メディアを立ち上げたのか

まず大きな理由は、Huuuuとモメンタム・ホースが同じウェブを中心にした編集集団でありながら、真逆のジャンルを得意とすること。

Huuuuは「ローカル」、モメンタム・ホースは「スタートアップ」。このお互いの得意分野を持ち寄り、掛け合わせることで、新しい化学変化が起こるのではないか。そしてお互いのメンバーの成長に繋がるのでは? そんな風に両社の代表が意気投合したところからメディアの話が始まりました。 

編集者として、企画の芽となる「好奇心」は何よりも大切です。その好奇心と本気で向き合い、自由に表現できる場を作りたい。2社でミーティングを重ねるうち、そんな風に話が転がり、CAIXAの構想が生まれました。


コンセプトは「好奇心を入れる箱」

CAIXAでは、次のようなコンセプトを掲げています。

もはや「正解」は存在しない、皆が揺れている時代です。そこでよりよく生きるためには、自分の頭で何か正解なのか考え続けなければいけません。そして、その手がかりが「好奇心」です。

いま面白いと思うもの。自分の心を揺さぶり、どうしようもなく誰かに伝えたいもの。

一人ひとりが自分の好奇心と向き合い、答えのない問いと向き合い、人の話を聞き、思考を重ねる。そして、ざっくばらんに「答えのようなもの」を投げ入れていく。

好奇心の形はさまざまであるように、「CAIXA」は多種多様な表現を受け入れます。

ありとあらゆる形の好奇心を集め、その雑多な箱を通じて見た先に、新しい生き方が見通せたら。そのために箱は開かれ、つねに展開し続けます。箱のなかから、また新しい好奇心が育つように。

単なるウェブメディアにとどまらない、自由な表現を入れられる場所にしたい。そんな意図から「箱」のイメージが生まれ、ポルトガル語の「CAIXA(=箱)」という言葉にたどり着きました。

「箱」といっても閉じた箱ではなく、様々に展開していきたい。アイコンやメインビジュアルには、そんな思いもこめられています(デザインはHuuuuの日向コイケが担当しました)。

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コンセプトに寄せて少し個人的な話をすると、僕にとっての編集者としての好奇心は「小さな声」を拾うこと。その理由はふたつあります。

ひとつは、編集者としてのスタートが、同人誌を通じて自らの「小さな声」を発信する経験だったこと。そして、Huuuuに所属しローカルで様々な人に会う中で、「小さな声」にこそ未来をよりよく生きるためのヒントがある、と気づいたためです。

まずは僕自身、自らの好奇心を追求する場として。そして、CAIXAを二社のメンバーに限らず、さまざまな人たちが好奇心を持ち寄る箱にしたいと考えています。


「いま、書きたいもの」を自由に表現できる場に

では具体的に、どのようにメディアとして展開するのか。note上では二種類の記事を公開していきます。

1、好奇心を「面」でとらえ、掘り下げる『特集記事』

CAIXAでは紙の雑誌のように、特集と連動した記事を作っていきます。

最初の特集は「会社の価値」。Huuuuとモメンタム・ホースは、ともに「ギルドチーム」「編集プロダクションではない、編集集団」と、既存の枠にとらわれないチーム作りに挑んでいます。働き方の価値観が多様化するいま、そんな二社が取り組むテーマとして、非常に面白いと考えています。

※お気付きのように、「CAIXA(カイシャ)」の響きも大いに引っ張られているのですが……(笑)

最初はともに会社を飛び出したHuuuuとモメンタム・ホースの代表が、それぞれの恩人と会う企画から始まります。

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徳谷柿次郎は、ともに会社を飛び出した存在であるシモダテツヤさんとの対談を。

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長谷川リョーは、会社を飛び出すきっかけをくれたメンターである高宮慎一さんとの対談を。2本の記事は、11月に順次公開します!


2、いま、書きたいものを自由に表現した記事

noteで掲載するもう一種類がこちら。クライアントワークではなかなか難しい趣味に全振りした記事、取材の裏話・こぼれ話を書いたB面的な記事などなど……。

これは二社以外で、フリーランスで活動するライターや編集者の方にもぜひ書いてほしいです。個人のnoteではなく、別の「場」で書くからこそ湧くモチベーションや面白さってあると思うんです。

文章に限らず、カメラマンさんのミニ写真集や、イラストレーターさんのイラストルポや漫画、漫画や動画コンテンツも大歓迎です。なんたって「箱」なので、いい意味で雑多な表現が集まる場にできたら!


ウェブだけでなく、ZINEも作りたい!

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CAIXAではウェブ上のコンテンツにとどまらず、さまざまな形に展開していきたいと考えています。例えば紙媒体。noteで公開した記事を再編集し、ZINE(自費出版の雑誌)として発行したい。

これからの時代を生き抜くための「好奇心」を届けるCAIXAにとって、ウェブに比べてより狭く、深く言葉を届ける紙媒体は格好のメディア。紙ならではの表現で、読者の好奇心を強く刺激することを目指します。

……ということに加えて、冒頭もに書いたように、雑誌、それも同人誌は僕にとって特別な存在。それを自分の会社で公私混同的にやるチャンスが巡ってきたので、非常にワクワクしています。

というより、このCAIXA自体が僕に取って、きわめて同人誌的な活動なのです。仲間たちと自らの好奇心を原動力に記事を作る、クライアントワークとは異なる遊び。モメンタム・ホースの皆さんとの打ち合わせはとても楽しく、10年前の興奮を思い出しています。


「遊び」と「事業」を両立する

さて、CAIXAはいい意味での「遊び」であるのですが……同時に「会社の事業」としてきちんとマネタイズすることを目指しています。

そのため、2種類の「広告」を募集します。ひとつはCAIXAへの広告掲載。例えば「noteに掲載する記事の最後へ、バナー広告を掲載」のようなプランを予定しています。

また、記事広告も募集します。 Huuuuとモメンタム・ホース、2社の編集力で、他のメディアにはない切り口と深さで記事広告を作成します。

始まったばかりのメディアで広告を検討いただくのもなかなか難しいかとは思います。実際に記事が公開され始めたタイミングで、改めて具体的な広告プランも公開します!

きわめて実験的なプロジェクトであり、運営費用をいかに集めて場を回していくかは大きな課題です。まずは良いコンテンツをしっかり作り、皆さんに面白がっていただく。そこに全力で取り組んでいきます。


おわりに

ちなみに、このCAIXAはnoteの法人向けプラン「note pro」を利用して始まりました。

Huuuuとモメンタム・ホースがnote proの編集パートナーだったこともあるのですが、会社規模がまだまだ小さい二社にとって、初期費用をほとんどかけずにメディアを立ち上げられるのはとても大きいです。

noteを活用したメディア運営の実験としても、CAIXAをどんどん盛り上げていきます。 

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さて、来週にはHuuuu代表の徳谷柿次郎、モメンタム・ホース代表の長谷川リョーの2名による対談記事も公開されます。CAIXAスタートの裏側や、最近のメディア業界について語っていますので、こちらもお楽しみに!

それでは、これからCAIXAをよろしくお願いいたします!

文:友光だんご


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CAIXA -好奇心を入れる箱-
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