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集中力ゼロ人間が、『ポケモン』のBGMをかけたらめっちゃ仕事が進むようになった話

生産性の高い時間を過ごしたい。そのために集中して作業したい」。常々そう思ってはいるのですが、なかなか難しいです。

僕は集中力にかなり偏りのある人間で、マンガを読んだりゲームをしていたりするときは寝食を忘れて十数時間ぐらいぶっ続けでやれたりするんですが、苦手な作業は2分ぐらいで集中が途切れてしまうんですよね。

それで、「ゲームやマンガ並みにめっちゃ集中できる仕事に就けば、すごく結果を出せてお金持ちになれるかも!」とか思ってたんですが、文章を書くのが苦手なのに編集や執筆の仕事を始めてしまって、めっちゃ苦労しているんですよね(じゃあ何で始めたんだよ!って自分でも思ってるんでそこは何も言わないでください)。

本当に集中できなくて、原稿に集中できずにすぐTwitterを見たりしちゃいます。「Twitterなんか見ちゃダメだ!」みたいな自制心を発揮できればいいんですが、職務上、Twitterで情報収集したりするのも仕事に含まれるっちゃ含まれるというのもあり、やめられないです。無理、助けて。

このまま仕事がずっと片付かず、お金がもらえないのはとても困ります。というわけで、1年半くらい試行錯誤して集中して仕事をするための環境づくりを模索してきたんですが、最近やっと自分なりのベストな集中法が見つかりました。これです。

・ノイズキャンセリング型のイヤホンで『ポケモン』の戦闘BGMを永遠リピートする。
・50分作業⇄10分休憩を繰り返す。休憩のときは戦闘BGMを切る。

アホっぽさ全開ですが、驚くほど集中できてすごいです。僕とは思えない。

で、なぜこんなに集中できるのか考えてみたのですが、「この集中法、実はかなり汎用性があるのでは…?」と気づいたので、ポイントを解説してみようと思います。

なぜ“ポケモンのBGM”が最適解なのか

まず、前者から説明していきますね。

・ノイズキャンセリング型のイヤホンで『ポケモン』の戦闘BGMを永遠リピートする。

そもそも、自分が集中するために音楽が重要、というのは随分前から分かっていました。なので、「イヤホンをつけて作業しても怒られない会社で働きたい」というのは思っていて、それができる環境に身を置けたのはまず幸運でした。

で、これまではずっと作業を始める前にSpotifyで良さげなアルバムやプレイリストを探して、その日の気分にマッチするものを見つけてから作業していたんですね。参考までに、そのときに聴いていたのは主にこういう感じのやつ。

ちょっと再生してもらったら分かるかもなんですが、何となく集中できそうな感じの曲が多いです。細かい音楽の話はあまり分からないんですが、テクノとかエレクトロニックみたいな電子音楽が好きなんですよね(電気グルーヴもよく聴いていたんですが、聴けなくなってしまった。つらい)。

で、こういった楽曲を聴きながら作業していたんですが、やけに作業が進まない。とはいえ音楽を聴かないよりは集中できるので、やめる理由もない。

という風に、しっくり来ていないながらも毎日作業BGMとして聴いているなかで気づいたんですが、ポップだろうがロックだろうがアニソンだろうが、基本的にこういう楽曲って「音楽として楽しむ用の楽曲」なんですよね。

一つひとつの曲やアルバムの中に起承転結があるし、だんだんと転調していくので、それに集中力も引っ張られてしまい、結果的に作業の進みもあまり良くならない。

そこで僕が目をつけたのが「ゲームという作業に集中する用の楽曲」である『ポケモン』の戦闘BGMです。こういうBGMって、どれだけ戦闘が長引いてもいいように、同じ流れをずっとリピートするんですね。

これが何かもう引くほど集中できて、本当に人によりけりだとは思うんですが、僕は作業BGMをこれに変えた途端、なかったはずのやる気がめっちゃ湧いてきて、前のめりで作業してしまうほどになりました。すごい。

(伝わる人には伝わるかもですが、僕は主に第4世代『ダイヤモンド・パール』の戦闘BGMをかけてます。チャンピオン・シロナとの戦闘曲、準伝説ポケモンのユクシー・アグノム・エムリットとの戦闘曲がかなり良いです。)

という感じで、僕はポケモンが好きなんでポケモンの曲をかけているんですが、ゲームのBGMは音楽そのものでなく特定の作業に集中するためにつくられたものなので、かなりおすすめです。

ちなみに『FF』とかの曲は転調が多くて集中しにくい傾向があり、ゲームの戦闘BGMといっても本当にものによりけりだと思います。

最適な作業⇄休憩サイクルを見つける

次に、後者について説明していきます。

・50分作業⇄10分休憩を繰り返す。休憩のときは戦闘BGMを切る。

時間を区切って仕事をするの、本当に大切です。当たり前のことを言っている感がパないですが、一旦置いておいてください。

僕は50分作業⇄10分休憩を1セットとして、すべての仕事をこの枠に当てはめて進めています。作業に取り掛かるときは50分のタイマーをセットして、アラームが鳴るまで作業以外のことはしない。

50分が終わったら、すぐに10分のタイマーをセットし、休憩をスタート。心に余裕があれば、休憩のときでもSlackの返信とかをガッと返しちゃいますが、基本的に好きなことをやっています(社内の目も気にせず、Switchを取り出してポケモンの育成とかしてます。剣盾楽しい)。

(アホなのでソードもシールドも両方買いました)

僕的にこの「50分:10分」という比率が、作業と休憩のどちらも長すぎず短すぎずでかなり黄金比みがあり、めっちゃ大事です。

「休憩多くね?長くね?」という意見もあるかもなんですが、それは人それぞれだと思います。これで50分間の集中力が高まるのであれば、結果的に生産性は上がっていると思いますしOKです。そういうことにしておいてください。

で、何でこういう風に小まめに休憩を挟むといいかの説明をすると、休憩の数だけ適度な「焦り」が生まれるからなんですね。

たとえば「とりあえず3時間くらいで終わらせるのを目標に進めてみよう!」という風に作業を始めると、おそらく最初の1.5時間くらいは結構ゆっくり目に時間を使ってしまって、2時間経ったくらいから焦り始め、最後の30分〜1時間くらいだけちゃんと集中できる、みたいな時間の使い方になりやすいと思うんですよ。

一方で作業を50分で区切ると、最初の10分が経った時点で「この1セットのうちに結構進めたいのに、残り40分しかない!」みたいな考え方になり、こっちのほうが集中できる時間がすごく多くなるんですね。

一応、明らかにゾーンに入った感覚があるというか、「休憩いらない!めっちゃ集中できてるからこのままやりたい!」というときはぶっ続けでやっちゃうこともあります。

基本的にルールを守ってやらないと、自制心がない人間は逆のルール破り(この場合、50分経っていないのに休憩を始めるなど)をしたりしてしまうので、あまり良くない感じではあるのですが、集中力を高めること自体が目的なので、それを達成できている限りではOKだと捉えています。

このときに、集中するためのツールがあるとかなり良く、成功率が上がる気がします。

ちょうど健康管理のためにApple Watch Series 5を買ったばかりだったので、初期アプリのアラームを使ってみたところ、最高でした。

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UIがシンプルで見やすいのと、振動で時間を伝えてくれる点が、マンガとかに出てきそうな「行動を制限してくる腕輪感」があって良いです。上手く伝えられないんですが、”Apple Watchに支配されている人間”のような気分になってきて、それも集中力を上げる要因になってます。

(あと、完全に余談なんですが、この振動アラームが寝覚めの悪い人にめっちゃおすすめです。朝起きれなすぎて大学時代に5限の必修テストに寝坊して単位を落とした僕も、最近はこれのおかげで起床の成功率が少し上がりました。)

という感じで、ここまで僕が集中できるやり方を書いてきたんですが、ここからこの記事を読んでくださっている方が集中するためにはどうすればいいのかというのを考えてみます。

自分が過去に集中できたときの環境を再現する

まず、自分が集中できる環境をメイクできたときに気づいたんですが、これって「過去にめっちゃ集中できたときにやっていたこと」なんですよね。

ポケモンの戦闘BGMをかけると集中できるのは、そもそも集中しやすいBGMであることも要因のはずですが、僕の脳が「過去にこの曲を聴いていたときに、十数時間もぶっ続けでゲームに集中していた」というのを覚えていて、目の前の物事に集中しやすくなっている、という実感があります。

「目の前の作業に集中しやすくなっている」という事実だけからは、そうとは言い切れないかもしれないのですが、僕の場合この曲を流すと条件反射のような感じで、気が進まない作業にも異常なくらいやる気が湧いてくるんですよね。“セルフ・パブロフの犬”とでも言えるような状態になっているんだと思います。

また、50分作業⇄10分休憩についても、おそらくなんですが、義務教育を受けていたときの「授業⇄休み時間」のペースが脳に染み付いているから、このペースだと仕事が捗っているんじゃないかなと。

で、2つの共通点を探ってみると、どちらも小学生時代に染み付いた習慣、というより習性な気がします。

上でちょろっと書いたんですけど、僕がヘビロテしているBGMは『ダイヤモンド・パール』の戦闘曲で、これは僕が小5のときにプレイしていた作品です。人生で最初に手に入れた思い出のゲームでもあります。

他のポケモンのBGMも使ってはみたのですが、どうやらこのシリーズに登場する楽曲が一番作業の進みがいいんですよね。思い入れが強いというのもありますが、一番楽しんでプレイしていた=一番集中してプレイしていた作品の楽曲だからだと思います。

という風に、推測の域は出ないんですが、子供の頃など、過去にものすごく集中できていたときの環境を再現してみると、作業が飛躍的に進むのではないかということを言いたかったわけです

おわりに

どれだけ集中力のない人間でも、「これまでの人生で集中できた試しが一度もない」という人は、あまり会ったことがない気がします。ただ、「ものによっては集中できない」という人は、僕も含めてたくさんいます。

少し前まで、僕は「文章の読み書きが苦手」だと自認していました。読まなきゃいけない本をまったく読めなかったり、書かなきゃいけない原稿をまったく書けなかったりするからです(ごめんなさいごめんなさい)。

一方で、あるとき、ゲームやマンガに登場するテキストを夢中で読めたり、友人とLINEで話すときにパないスピードでものすごい文量をフリック入力したりできる自分に気づきました。

なので、うっかり「自分は読み書きが苦手だ」みたいに思ってしまったりもするんですが、よくよく状況を整理してみると、「文章そのものが苦手な訳ではない」と気づいたりするんですよね。

だから、何か苦手で集中できない作業があったとしても、過去に自分が集中できていた状況との差分を探し、要素を抽出して集中できるやり方を試すというのを繰り返していくのがいい気がします。

というわけで、集中できずに悩んでいる人は、過去に自分がすごく集中できたときを思い出してみるとよいのでは?という考えをまとめてみた記事でした。

余談

この記事の下書きを会社のメンバーに共有したところ、以下の記事URLが送られてきました。

僕は50分作業⇄10分休憩がかなりいい感じに集中できる、という我流のやり方をしていたのですが、25分作業⇄5分休憩を繰り返す「ポモドーロ・テクニック」というものがあるそうです。

自分の記事では書くのを省略したんですが、作業時間をセットで区切ることで、集中できた作業時間を可視化できるというメリットがある、みたいな話が丁寧に解説されていて良かったです。

合わせて読んでみてください。僕はここまで書くのに疲れたのでポケモンをします。それでは。

執筆:岡島たくみ(モメンタム・ホース)


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